住宅ローン フラット35のデメリット
フラット35のデメリット
長期固定金利という、フラット35ですが、
残念ながらデメリットも存在します。
審査時間と審査基準
「審査に時間がかかるらしい」
金融機関によって異なりますが、審査結果が出るまでに2週間から長い場合は1カ月近くかかる場合があります。弊社担当者が、フラットを扱っている金融機関にたずねたところ、「そんなことはなく」「現時点では、早ければ2営業日、遅くても数日くらいが平均的な時間」とのこと。
本当のところは、フラット35のローン申込者に全員に聞いて、
平均を出せればいいのですが、そうもいかないので、真実は分かりません。
言えることは、期間は余裕を持って申し込むに超したことはないということでしょう。
また、審査に通過しない場合も考えられますので、ローン特約を利用する際にはあらかじめ期間を長めに設定しておくことも大切です。
※ ローン特約とは、ローン審査に通過しない場合に、不動産売買契約を白紙撤回できるという特約です。ローン特約を付ける場合には期間を定めるのが一般的ですので、できる限り期間を長めに設定しておくといいでしょう。
土地のみの購入は適用除外
フラット35では、「住宅の建設に付随して購入した土地であること」が条件ですので、土地のみの購入には利用できません。
建物の建設費に対する融資と併せて申し込みをする必要があります。
土地購入資金に対する融資金のみを先に受け取る事が出来ませんので、土地代金を竣工前に決済しなくてはならない場合には、自己資金を用意するか一時的に他のローンを利用する必要があります。
金利の適用時期に注意
フラット35は、民間のローンと違い、申込時点での金利ではありません。
融資実行時点での金利が適用になります。
注意すべき例:マンション見学会で購入を決め、すぐに申し込んだ。
約2年後にマンションが出来上がる。
というように、申込時期と、実行時期が離れると、資金計画に狂いが生じる可能性があります。
過去の金利変化はこちら
団体信用生命保険料と火災保険料が別
■フラット35は、
火災保険と
団信保険は別途用意しなくてはいけません。
■また、住宅金融支援機構の「特約火災保険」も利用できません。
■団信に関しては、原則「
機構団信」への加入が義務付けられています。
民間の住宅ローンの中には、
団体信用生命保険料や火災保険料がローン金利に含まれているケースがありますが、フラット35の場合にはこれらの費用がローンの金利には含まれていません。加入を希望する場合にはローンとは別に申し込む必要があります。
フラット35と民間金融機関ローン
フラット35の取扱金融機関の中には、自行ローンを薦めるところもあります。
もちろん、最終的に決めるのは、お客様ですが、
「よくわからないまま、説明を受けていたら、いつも間にか自行ローンだった」ということもありますので、注意しましょう。(注意といってもそのローンの方が、フラット35より有利な場合は、特に弊害がないといえばないのですが・・・)
おすすめ住宅ローンのリンク