住宅購入の頭金の必要性
頭金2割はなぜ必要?
頭金は必要なのでしょうか?
答えは「必要」です。
もちろん、必要ない場合もありますが、多くの場合は
必要になります。こと、住宅ローンだけ見れば必要な場合がほとんどです。
必要性その1:金融機関の融資限度額
金融機関の住宅ローンをよーく見ると
「購入金額の最大8割まで」とか
「物件価格の9割」といった融資限度額が表示されています。
これは、逆に言えば、「のこりは自分で用意してね」ということ。
金融機関やケースによっては7割までしか融資できない場合もあるわけです。
ここで、「
頭金とは」ページでも
説明した「諸費用や生活費」などは当然自分で準備しないといけません。
ローンの為には、貯めましょう。
必要性その2:支払総額を抑える為
ローンの返済は、毎月(ボーナス返済がある人も)返済していきます。
毎月の額に機を取られて、支払額総額が膨らんでいる方もいます。
原因はローンの借入金が1つの原因です。
例:3000万円と2650万円比較
ここではローンのシミュレーションをして見ましょう。
(シミュレーションには
イーローンさんのなど、自動計算できるサイトは便利です)
■返済期間30年間
■3%の金利
■3000万円と2650万円、350万円の頭金を準備した場合。
▲3000万円の返済総額は、約4553万円
△2650万円の返済総額は、約4022万円
事前に350万円多く用意しておくと、531万円返済が抑えられる。
差し引き181万円抑えたことになる。
350万円用意するのは大変ですけど。
結論、頭金は多めに、早めに準備開始が有利!!
必要性その3:売却時
転勤で、転職で、子供の成長で、
様々な理由で、将来住居を手放すときがくることもあります。
そんな時、売却という方法を選んだら、もしも購入時の借り入れ金額が大きいと、
売却価格がローン残高を下回ってしまうケースがあります。
マイホームに設定された抵当権がはずせなくなりますので、差額を現金で準備しなくてはなりません。
どなたでも「家だけなくなって、ローンだけ残ったなんて」考えたくないですから。
そのためにも、ローンの借入額・返済総額をできるだけ小さくすることで
売却価格がローン残高を上回ることを、極力避けることが重要です。
もちろん、不動産価格の大暴落とか売らずに、貸し出しておくとか
様々なケース状況が考えられますが、
「売却時を考えて」これも、頭金の準備理由の1つではないでしょうか。
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